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Part10 早くも横ばい計画へ
コニカミノルタが統合当初、No.1を目指すべく展開していたデジカメの4つのカテゴリのA、X、G、Zシリーズ。Aシリーズはキヤノンやニコンのデジタル一眼レフ入門機と価格帯が重なり、将来は悲観的なものしか見えてきません。Xシリーズは前回書きましたように”自滅”に近い形でブランド力が急速に低下してしまいました。Gシリーズはコニカの血を受け継ぐ高性能コンパクトですが、家電量販店ではまるで相手にされず。前途有望なのはZシリーズくらいでしょうか…。これが統合して半年後の状態です。

2004年3月、2006年までの3年間の中期経営計画が同社から発表され、フォト事業と合わせた売上高を2003年度の2900億円の水準のまま維持し、利益確保に向けて事業構造を改革する方針を打ち出しました。いわゆる「横ばい計画」と呼ばれるもので、拡大路線を修正してあえて売り上げを伸ばさずに高収益の機種に移行しようとしたものと考えられます。私はこの時点での修正はやむを得ない面があると思います。この貧弱なラインアップと販売施策ではシェア15%を狙うこと自体無茶でしょう。
この時点で、既に発表していたデジタル一眼レフを走らせるとなると、コンパクトタイプはそれなりに絞ることになるのは間違いないところです。AシリーズとGシリーズは消えるのではないかなと予想されました。

2004年度上半期に発売された機種を見てみますと、 4月にDiMAGE G600、8月にDiMAGE G530が発売されています。G600はコニカ時代の最後の機種KD-510Zの後継で画素数を600万画素に増やしただけであります。G530はG400の後継ですが、こちらもCCD乗せ替えのマイナーチェンジ。G400はレンズカバーを右向きに開ける方式、G600は左向き、そしてG530はまた右向き。「ええ加減統一して欲しい」という声も…。G530をもってGシリーズは終息となりました。

一方、何としても巻き返しを図りたい、”元祖”薄型のXシリーズ。8月に待望のフルモデルチェンジとなるDiMAGE X50が発売されました。レンズが中央に配置され、液晶を2.0型に大型化、スライド式のレンズカバーを導入した500万画素2.8倍ズーム機です。
スライドカバーは実際に手にとって見ると思った以上に感触が良く、使い勝手も良さそうなのですが、まずそれ以前にデザイン面がいただけません。ソニーのT-11とか松下のFX7のような洗練されたデザインならば、見た目でまず手に取ってみたくなりますが、X50は見ただけで「欲しいのとは違うんだよな」と相手にされないような気がします。私としても当時Xtからの買い替えを考えてまして、Xシリーズの後継機には期待していただけにこのデザインは残念でした。もう少し何とかならなかったのでしょうか。何が不満かを言葉で書き表すのは難しいのですが、まるで”試作機”のように”未完成”な感じです。
問題はさらに、Xシリーズの売りの一つでもあった薄さをスポイルしてしまったことです。初代Xが発表されたときのあの感動はどこに行ったのでしょうか…。23.5mmと3.5mmも分厚くなってしまいました。技術的に難しかった面もあったかもしれませんが、せめて従来機種と同等の20mmは維持して欲しかったです。他にも光学2.8倍ズームと3倍からこれまた微妙なスペックダウンですし、開放F値もテレ側は5.0と暗くなってしまいました(Xgまでは3.6)。これでは、デザイン面だけでなく、実力でも他社モデルに勝てそうにありません。カメラと言うものに愚直にまでこだわった一方で、どこか”妥協”の多い商品企画は市場のトレンドから大きく遅れをとってしまう結果となりました。

こうして、X50で薄型のカテゴリを復活させることができず、初代Xで見せた勢いは日を追うごとに”風前の灯”になっていきます。そして、市場参入に成功していたZシリーズにも魔の手が…。

テーマ:デジカメ - ジャンル:写真

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