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Part19 デジカメ事業で苦戦する原因の記事
「コニカミノルタがデジカメ事業で苦戦する原因」と題して、大幅縮小が発表された2005年11月に日経NETが分析を行っています。
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/digitalcamera.aspx?n=MMITda152007112005

これを読むと、大きくは次の要因が挙げられています。

1.普及型デジタル一眼レフ「αSweet DIGITAL」よりも先に中堅クラスの「α-7 DIGITAL」を投入。普及型を待っていたユーザはその間に他社に乗り換えた。
2.強みとなる手ブレ補正をコンパクト機に展開するのが遅れ、主力コンパクト市場での存在感を薄めてしまった。

この分析記事は同社のアクセスランキングでも上位にランクし、撤退のニュースのときにもよく読まれました。しかし、私としては、この記事は内容が完全に的を外しているわけではないものの、やや表面的な考察に終始しているかなと不満に思います。

まず1.の内容ですが、中堅機と普及機のリリースの順番が逆だったと言うよりも、そもそもデジタル一眼レフへの再参入を発表したのが2004年2月と大きく遅れをとり、さらにその後のビジョンをはっきり示さなかったことで、多くのユーザに愛想をつかされたのではないでしょうか。DiMAGE 7シリーズやAシリーズにこだわり、デジタル一眼レフの市場規模を見誤った戦略ミスに他なりません。

次に2.の指摘。これはカメラ業界に詳しい人が書いているのかと首をひねるほどの、あまりにも表面的な考察です。DiMAGE A1で投入したCCDシフト方式手ブレ補正を薄型より先にDiMAGE Zシリーズへ展開した点については間違っていなかったと思います。実際に、高倍率機においてはオリンパスの独壇場だった市場を松下とともに奪うことに成功したわけですから。

だいたいからして薄型コンパクト機に手ブレ補正を入れるのが遅れたのは苦戦の原因としてはおかしいでしょう。なら、キヤノンはどうなの?キヤノンのコンパクト機ではつい最近まで手ブレ補正も入ってなかったし、液晶の大きさも他社にずいぶんと遅れていたのが実情です。なのにトップシェアを確保できていたのは、他にポイントがあるからではないでしょうか。

私は、薄型コンパクト機として、DiMAGE Xで成功を収めながら、もっと薄くすることや、付加価値を高めることに努力することなく、統合の中で安易に価格を下げただけの魅力の薄い後継機種を乱発し、自ら首を絞めたのではないかと考えます。そんな遠回りをしている余裕はなかったはずだし、コスト競争力が弱いことも分かっていながら、なぜこのような不利な戦いを仕掛けたのか、不思議でなりません。具体的に言いますと、DiMAGE XgとDiMAGE X21の大失敗が最後まで取り返しのつかないことになってしまったと思います。

テーマ:デジカメ - ジャンル:写真

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