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Part22 コニカミノルタのカメラ事業撤退の要因とは?(2)
コニカミノルタのプレスリリースでは、カメラ事業の状況について次のように説明しています。

「昨今のデジタルカメラにおいては、CCD等のイメージセンサー技術が中心となり、光学技術、メカトロ技術など当社の強みだけでは、競争力のある強い商品をタイムリーに提供することが困難な状況になってまいりました。」

同社では、CCDシフト方式の手ブレ補正を搭載したデジタル一眼レフや、レンズユニットごとを動かす手ブレ方式のDiMAGE X1をリリースして、同社独自の強みをアピールしてきました。デジタル一眼レフでは10%近いシェアを取るところまで食い込めましたが、これはコニカミノルタとしては期待を下回るものだったのではないでしょうか。また、DiMAGE X1についても、当初は画期的な技術として爆発的なヒットを狙っていたはずで当初月産9万台という数字に表れています。しかし、動作の鈍さやノイズが多い画質は明らかに見劣りするレベルで市場からスルーされてしまい、収益改善には程遠い結果となってしまいました。

一方、他社は、コニカミノルタが一矢を放っている間に二の矢、三の矢で攻勢をかけてきており、そのスピードにもついていけない状況です。今後、同社が限られた経営資源の中で必死にすがりついたとしても、他社を追い抜くことは困難と判断したのではないでしょうか。

もう一点はブランド力の低下。まず皆さんに考えていただきたいのですが、全く同じスペックで同じデザインのカメラで、キヤノン製、オリンパス製、コニカミノルタ製があったとして、どれを買いますか。明らかにコニカミノルタのファンでない限り、キヤノンやオリンパスを選ぶ人が多いのではないでしょうか。それはお客さんが持つブランドイメージであったり、販売店での店員の勧め方両方に関わると思いますが、特に初めてカメラを購入する初心者の方にこうした傾向が見られると思います。また、コニカミノルタのファンは、α-7000からのユーザ層が多く、比較的年配の方が多いのではないかなあ。これでは将来は先細りの一途をたどるだけです。あくまで推測の範囲ですが。

つまり、他社と同スペックではコニカミノルタ製のカメラは勝ち目がないのです。じゃあ、他者に勝る性能・機能を搭載したカメラを開発できる力が残っているかと言えば、上記から考えて、もはやその道筋を立てることは厳しいわけです。

フィルム事業を終了させて規模を縮小してデジタル一眼レフだけでも残せば、しばらくは収益が改善し黒字化が可能とは思います。個人的には、ソニーとの提携もあることですし、この協業の結果如何で撤退について最終判断しても良かったのではないかと思いますが、5年後、10年後を考えますと、デジタル一眼レフでも競争激化で価格が下落し、トップに迫るシェアを取らない限り、ますます厳しい戦いを強いられることは容易に想像はつきます。

結局、「コニカミノルタはカメラの会社」という、弱くなったとは言え根強いブランドイメージの維持のためだけに続けるよりも、カメラ事業を続けることは経営リスクを背負うことのデメリットの方が大きいと判断したのではないでしょうか。これが、コニカミノルタ側に立った場合の、撤退理由の本音ではないかと考えます。

テーマ:デジカメ - ジャンル:写真

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