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過去記事:勉強もきちんと評価しよう
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2003年10月25日付で作成した日記記事をこちらに再掲示します。
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最近の小中学生の学力低下が叫ばれ、教育への関心がある意味高まっているように感じる。そんな中で私の中学時代、そして塾講師の経験を踏まえて言うと、一番勉強すべき中学時代に皆勉強しないことである。いや、勉強することがアホらしい雰囲気があり、それどころか勉強することが罪のような風潮さえある。なぜだろうか。
一番の理由は勉強してもすぐには何も良いことが起きないからである。仮に学年で1番を取っても皆の前で称えられるわけでもない。むしろそんなことはタブー視されており、自分から「学年1位だった」などと口走ろうものなら、「えらそうにして!」のような具合に叩かれて逆にいじめのネタにされるだけなのだ。よって仮に1番を取っても、誰にも言わずに自分だけの喜びで我慢しておかなければならない。学校側も積極的に成績上位者を紹介することは決して行わない。勉強ができる人を褒めることは、成績下位者が劣等感を持つことになるという認識があり、できるだけ公平に、競争を煽らないように教育上配慮しているかに思われる。

ではスポーツの場合はどうか。スポーツにはそのような配慮は一切なく、例えば部活ではレギュラー・補欠という歴然とした処遇の差が設けられる。そして大会では1位、2位、3位がはっきりし、上位入賞者はメダルなどが授与されて全校生徒の前でも改めて披露され拍手が送られる。逆に運動の苦手な人はどれだけ努力しても試合にすら出してもらえないことが、現実堂々とまかり通っている。

これでは、大概の者は将来の進路に繋がる勉強よりも、まずは目先の栄誉を目指して勉強を捨てて部活に熱中するのも無理はない。そして、はっと目を覚ますのは部活を引退する中3の夏休み以降で、これではもう手遅れになっていることが多い。将来の進路はだいたい勉強の成績に大きく左右されるわけだから。

競争することがいいことか悪いことか、それは良い面と悪い面があるので一概には言えない。競争によってより良いものが生まれるメリットがある反面、いくら努力しても報われないこともある残酷さをも持ち合わせている。しかし、この世の中はすべて競争で成り立っている。モノづくりも競争だし、サービス業も競争だ。芸能界や歌手、スポーツ界なんかはもっと厳しい競争だ。世界のしくみが競争社会である限り、我々はその中で生きていく術を覚えるしかないと思う。

なのに最近の小学校では勉強はおろかスポーツでも競争することを避ける空気がある。運動会では得点の入る種目が激減し、結果がどうでも良い競技が増えた。見所でもあった学年リレーが廃止され、高学年なのに徒競走をする有様だ。確かに劣等感を持つ子はなくなるし、それによるいじめも生まれにくいだろう。でもそれで良いのだろうか。そんな教育で世の中を生き抜いていけるのか疑問だ。

競争の中で、強いものと弱いものがどうやってお互い助け合うのか、そうした思いやりの心を育てていくことが重要ではないのか。「高学年の徒競走」は、教育の最も大事な部分を自ら放棄したものに他ならない。リレーをすれば走りの速い子もいれば遅い子もいる。速い子が遅い子を馬鹿にするのではなく、遅い子の分も頑張り、練習を手伝ってあげる。先生も入って助け合い、速さのバランスを考慮したメンバー選びを行う。競争の中でそうした精神を養うことが大切だと思う。

中学校の話に戻すが、勉強をもっときちんと評価してはどうか。公立校では勉強の競争に関しては非常に消極的だが、こんなことは塾や私立校では既に当たり前のように行われていることである。もちろん、勉強のできる子ができない子を馬鹿にすることはご法度であり厳しく矯正しなければならないだろうが、きちんと舵を取れば十分に成り立つし、効果も大いに期待できると思う。

勉強の大会があっても良いと思う。上位者は県大会や全国大会に出場するような勉強オリンピックを設けてはどうか。少なくとも勉強とスポーツは同等の価値として扱ってほしい。社会に出れば、そこは競争の中で結果だけが問われる厳しい世界、そこには努力や頑張りだけでは通用しないプロの世界だ。学校では結果だけでなく頑張りを評価することももちろん必要だと思うが、スポーツだけでなく勉強でも成果を出した人には皆でしっかりと褒めてあげるべきではないだろうか。

テーマ:子供の教育 - ジャンル:学校・教育

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