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Part23 負けを認めることから次のステージは始まる
カメラ事業の撤退を発表した1月19日、コニカミノルタの岩居社長(当時)は撤退原因について次のようにコメントしています。

「(デジカメは)変化が激しかった。技術の流れ、市場の流れ、顧客からの要望の流れが非常に早い世界で、それになかなかついていけない。これ以上深追いしたくなかった。」

多くの人が引っ掛かったであろう、最後の「深追いしたくなかった」の意味するところとは…。つまり、カメラ事業はずっと”お荷物”と考えていて、実はやめたくて仕方がなかったと言うことではないでしょうか。さらに、「B2Bビジネスに集中できる」という言葉からは、コニカとミノルタが経営統合した最大の理由は、カメラ事業をやめても会社として生き残れるようにするためだったとも受け取れます。

仮にそれがコニカミノルタとしての実力だったならばそれはそれで仕方ないと思います。しかし、一番問題なのは、看板事業でもあったカメラ事業から撤退することに対する経営責任や事業戦略のミスについて一切認めていないことだと考えます。

カメラ事業は一企業のビジネスの一つと言ってしまえばそれまでですが、同社が果たしてきた役割は、世界中の人から愛されるカメラを世に送り出しただけでなく、写真と言う一つの芸術を育ててきたことにも及んでいることをもっと自覚すべきです。そう考えるなら、撤退にあたり、一言謝罪の言葉も出るはずではないでしょうか。

同社がカメラ事業を撤退することは、いくらソニーに引き継ぐとは言っても、多くのカメラ愛好家を失望させ、販売店に迷惑をかけ、長年築き上げてきたものをぶち壊しにしてしまうわけです。コンシューマ事業はそれくらい企業イメージに与える影響は大きく、まさに不祥事と同レベルに捉えてもおかしくない話だと思います。

コニカミノルタが再出発するにあたり、まずしなければならないことは、世間からどう見ても”負け”であることは素直に”負け”と認めること。何がいけなかったのか、何をすればよかったのか、この失敗の責任をどう取るのか、この失敗の経験をどのように活かすのか。企業が、そして人間が生きていくうえでも必要な、過ちから逃げずに真摯に向き合うという当たり前のことをしてこそ、次のステージは始まると考えます。

まだまだ申し上げたいことはたくさんありますが、このあたりで本シリーズをひとまず幕といたします。ありがとうございました。
(終わり)

テーマ:デジカメ - ジャンル:写真

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