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過去記事:運動会を見直そう
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今回は2006年9月19日に他サイトで公開しました記事をこちらに移転して再掲いたします。
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私の住む市立の小中学校では、今まさに運動会シーズンです(中学校が9月17日、小学校が9月23日又は24日)。毎年熱中症でバタバタ倒れるニュースを聞くたびに「なぜ暑さの残るこの時期にわざわざやるの?」と思うのですが、やはり性懲りもなく9月中旬から下旬での開催です。本番がこの時期ですから、練習期間が2週間と考えますと、炎天下のうちから練習開始したことになります。私の小中学校時代は、小学校のとき10月10日、中学校のとき9月最後の週末でした。当時と比べ、半月近くも前倒しされています。何の意味があってそうなったか分かりませんが。

数年前、母校の小学校の運動会プログラムを見て愕然としました。私の当時と比べてプログラム内容が大幅に削減されています。私の頃は、手旗を持って行進するプロムナードや、組体操、鼓笛隊など、ボリュームのある演技が目白押しでみっちりと夕方遅くまで日が暮れるまで練習したものです。その分、当日は観客の方(親が中心ですが)に満足してもらえたと思いますし、達成感がありました。今のプログラムでは、プロムナードはとっくの昔に廃止され、鼓笛と組体操と全校おどりをごっちゃにしたような「○○やっちょん」なるもの1つで終わらせています。それだけに、ああ、退化しちゃったなあという感は否めないのです。

さらに、学年別リレーも軒並み廃止し、高学年なのに”徒競走”とは情けない。リレーにすると遅い子がいじめられるからその配慮をしたのかもしれません。しかし運動会も教育の一環とするならば、競技を通して得るものがあるように、やり方を工夫して欲しいです。徒競走がその答えでは”教育の放棄”としか思えません。

もっと書きますと、これもいじめ対策なのか画一主義か分かりませんが、得点の入る種目が激減したことも気になりました。徒競走では点数のつけようがありませんから、学年種目の「竹取物語」「球入れ」など3種目に、選抜メンバーによるリレーなどを加えた計5種目程度しか得点が入りません。プログラムは減ったとは言え28番まであるのに、これでは貧相極まりないです。

5年前、母が、まだ歩けた父と一緒に運動会を久しぶりに観に行ったとき、「子供達も先生も”適当に、ええ加減に”しかやってなく、見ててしょうもなかった」と残念そうに帰って来ました。得点種目の激減も士気に影響したかもしれませんね。スポーツでも何でもそうだと思いますが、一生懸命の真剣勝負を見れば点差関係なく一番面白いに決まっているのです。あからさまに手を抜いたと分かるような演技を見せられるほど、見ててくだらないものはないと思います。このままでは、”運動会は時間の無駄”という評価をせざるを得ないでしょう。

私の当時のように夕方遅くまでやみくもに練習することが必ずしも良いとは思いませんが、やるならやるで練習・本番含めて一生懸命やってほしいものです。年に一度の運動会、単なる”形骸化”した恒例行事に留まるのではなく、運動会を通して子ども達が一回りも二周りも成長し、一体感を醸成することができるよう、今こそ運動会の意義を見直すべきではないでしょうか。
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