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ネット右翼・考(6)韓国を「野蛮集団」扱いに
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ネット右翼の心情変化を読み解くため、とある中高生の日記を分析しているシリーズ第6回。

これまで反米感情と北朝鮮支持、憲法改正反対の考えを表明していたこの中学生の心理に変化が現れた。ただ、北朝鮮支持と言っても、その後の拉致被害者の遺骨偽装などで疑念は抱いていたようだが…。

その変化の発端は2005年3月のノムヒョン大統領(当時)の演説である。「過去の歴史問題を外交的な争点にしないと公言してきた考えは今も変わりない」との姿勢を維持しつつも、「日本政府と国民の真摯な努力が必要」「過去を真相究明して謝罪、反省し、賠償することがあれば賠償し、和解すべきだ」と追加の措置を求める考えを明らかにしたのだ。

これに対しこの中学生は「野蛮人の集団に賠償を払う必要性が感じられなくなってきた」「それを口実に金を搾り取っているだけ」と敵意をむき出しにし始めた。謝罪や賠償は散々やったではないか、まだ日本から絞り取るつもりですか、これだから朝鮮人は野蛮ですね、というネット右翼的な発想に近づいてきた。

筆者としてこの大統領の発言は、韓国国民の中には、現状の謝罪や賠償が十分でないと考えている人が少なからずいることに配慮したものと考えている。つまり外交上は”決着”したと言っても、国民個々人の中では終わっているとは言えない現実があるということである。日本はこれにどう向き合うべきなのか。

ネット右翼がよく民主党や社民党を批判するためにネタとして使用しているように「賠償金をいくらでも払い続けて日本を売り渡す」のが解ではなかろう。だからと言って、彼らの主張のように「野蛮な朝鮮人めが」と中傷し強硬姿勢に転じることが正解とは絶対に思えない。

人間はハートを持って生きている。一度負った心の傷、身体的・財産的な傷も含めて、おいそれと消え去るものではない。それは逆の立場に立って考えれば分かることである。
韓国国民と言っても、とっくの昔に日本を許して今は何とも思っていない人もいるかもしれないし、された仕打ちの程度によっては賠償が不十分なまま韓国政府が日本と勝手に決着してしまったと受け止めて不満に思っている人もいるでしょう。それぞれのハートをしっかり聞き取ること、認めること、そのうえで是々非々で判断すれば良いのである。十把一絡げに処理されて未だ明らかになっていないこともあるかもしれない”真相”の検証をこれからも互いに進めていきたい、それが大統領の真意ではなかろうか。

それを「野蛮人の集団」と言い放った時点で話は終わってしまうし、それは明らかに人格を無視した発言であり中傷なのである。もし仮に、なんでもかんでも絞り取るのであれば毅然として歯止めをかければよいし、逆に新たに判明した事実があれば誠実に謝罪しなければなるまい。それを日本側が聞く耳持たずで「終わった問題」と一方的にたたきつけるようでは、日本国だけでなく国民の人間性を疑われ、ひいては世界から信頼を失う。

そうした意思疎通は、外交だけでなく日常生活のコミュニケーションでも非常に重要なこと。自分が正しいと思うことを主張するのも大事だが、相手がどう思っているのか、ハートを受け止めることもしないと円滑な人間関係は築けない。自己主張の激しい中学生の年代なら理解しづらいところもあるだろうが、社会に出るまでに気付いてほしい。日記を読んで心から思った。

テーマ:中朝韓ニュース - ジャンル:ニュース

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