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Part3 DiMAGE S304、一瞬にして2万円値下げ
ミノルタが2001年6月に発売したDiMAGE 7はインパクトがある商品で、ハイエンド機でありながら、ヨドバシカメラの週間売り上げランキングベスト10にぎりぎり顔を覗かせるくらい健闘を見せました。

しかし、4機種同時発表したうち十分に市場に食い込めたのはDiMAGE 7だけ。
姉妹機のDiMAGE 5は画素数が334万画素と平凡で、DiMAGE 7の魅力だった広角28mmではなくこれまた平凡な35mmからのスタートでした。発売も9月にずれこみ、DiMAGE 7の興奮も冷めてしまっていました。これがもしDiMAGE 7と同時発売であればそれでももっと売れたと思います。
DiMAGE E201は前年発売のDiMAGE 2300に動画機能を付加しただけのモデルで、単焦点だわ200g以上と重いわで魅力なし、さっぱり相手にされず。まあ、これはラインアップをそろえるのが目的と推察され、ミノルタとしても本命ではなかったと思います。

私が4機種の中で最も売れると思ったのは、実はDiMAGE S304でした。比較的コンパクトなのに、ライバル機種で一般的な光学3倍を上回る光学4倍ズーム、当初月産3万台。いけると思ったのですが、日本では「野暮ったいデザイン」と評され意外にもスルーされてしまいました。発売時点で69,800円の価格設定だったのが2~3週間で59,800円に。まあこれは仕方がない。しかし、発売から3ヵ月経った瞬間、いきなり2万円も値下がりして39,800円になったのです。カメラ店のチラシを見たとき、これは間違いに違いないと疑ったくらいでした。さすがにここまで値下がりするとネット上では「写りが良い割りに安い機種」として話題になりましたが、量販店のランキングを賑わすには程遠かったです。
安くなるのはもちろん結構なことなのですが、短期間にこれほど値崩れしたのでは69,800円で買った人が少々気の毒でした。

ただ、このSシリーズでは海外では大ヒットし、海外向けのみS404、S414とシリーズは続きました。

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Part2 ミノルタの眠りは長かった
ミノルタが世に送り出した最初のデジカメは1995年のRD-175に遡ります。カシオのQV-10が大ヒットしたのと同じ年です。QV-10の大ヒットを機に、光学メーカーや家電メーカーが相次いでデジカメ市場に参入しました。

ミノルタもその中で機種が全く途絶えていたわけではありません。1997年には着脱式レンズが特徴のDimage Vを発売、1998年末にはDimage EXを発売しました。しかし、あまりにも細い線でつながっていたとしか言いようがありません。1999年にはデジ一眼Dimage RD3000を発売、しかし大多数のユーザが持っているαマウントではなく、APSサイズ対応でαと互換性のないVマウントでした。

そして、「デジカメは業務用でしか普及しない」と判断し、2000年までは銀塩カメラに開発の重点を置きました。銀塩コンパクトタイプではVECTIS2000、VECTIS3000を発売、そして銀塩一眼レフの名機α-7を2000年9月に発売しました。この間、デジカメは200万画素単焦点のDimage2300、3倍ズームのDimage2330を発売したのみ。ミノルタがデジカメに対してあからさまに「手を抜いていた」期間であり、当時の国内シェアはゼロに等しかったと言います。

この頃、2000年にはキヤノンのIXY DIGITALやソニーのサイバーショットP1が大ヒット作に。既に市場がデジカメへと大きく変わろうとしていました。Kochanも2000年末に富士フィルムのFinePix2500Zを購入しました。デジカメは、私のように今まで写真やカメラに興味がなかった人にもどんどん普及し始めたのです。

こうした予測の誤りが、結局後々まで響いてしまったのは間違いありません。

ミノルタがようやくデジカメ本格参入を発表したのは2001年5月のこと。当時としてはコンシューマ向け初の500万画素機となるDiMAGE 7、姉妹機DiMAGE 5、コンパクトタイプDiMAGE S304、E201の4機種を同時発表したのです。この中でDiMAGE 7は大いに注目を集め、雑誌のレビュー記事にも大きく取り上げられました。そのときのレビューアーの最初の言葉が「ミノルタの眠りは長かった」だったという皮肉でした。今までいったい何やとったんや!と言う気持ちを誌面上で少しでもぶつけたかったのでしょう。

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Part1 コニカミノルタ、カメラ事業から撤退
久しぶりの更新です。
特別企画といたしまして、2006年1月~5月に他サイトに掲載しました内容を再編成して、こちらのブログに掲載いたします。
060121.jpg

まさかこんなに早いとは…。一ユーザの立場としてショッキングな出来事でした。コニカミノルタがカメラ・フォト事業から2006年3月末をもって撤退することとなりました。

これまで私はミノルタ時代以来、フィルムカメラ1台、デジカメは6台も愛用してきました。私の目から見たコニカミノルタ(ミノルタ時代含む)のデジカメ戦略をおさらいしながら、全23回に渡って、撤退に追い込まれるに至ったポイントを振り返ってみようと思います。

(写真は心斎橋の夕景に映るコニカミノルタのロゴ)

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